中洲の夜の世界で働くことを考える際、クラブとキャバクラの違いやどちらが自分に向いているのか、稼げる可能性はどれくらいあるのかというところを気にされる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、クラブとキャバクラのホステスについて違いを解説し、それぞれの特徴と稼げる可能性についても詳しくご紹介します。

クラブとキャバクラの基本的な違い

クラブとキャバクラには、明確な違いがあります。分かりやすい違いは以下のとおりです。

・ママがいるかいないか
ホステスが所属するクラブにはママがいます。ほとんどのホステスは、ママから接客の仕方やお店のコンセプトなどを教えてもらいます。一方、キャバクラにママはおらず、ボーイや先輩キャバ嬢から仕事を教えてもらうことがほとんどです。

ホステスはママからお店に適した仕事内容を手取り足取り教えてもらい、店内にふさわしいキャストになるための勉強をします。
ママの方針に応じて接客や服装などを決定し、ホステスとして働くことが基本だといえるでしょう。しかし、キャバクラでは基本的な接客方法を教わったら、あとは自分なりの接客方法で対応します。そのため、オリジナリティのある接客スタイルを求められることが特徴です。

・服装
キャバクラは、派手で露出度の高い服装をすることが多い職種です。しかし、クラブは控えめで上品な服装で、露出の少ないシックなデザインのものや着物を身につけることがほとんどです。
そのほか、服装だけでなくメイクやヘアセットも異なります。キャバクラでは派手なメイクとヘアセットで飾り立てますが、クラブは控えめで品のあるメイクとヘアセットで店内の雰囲気づくりに参加することが多いといえるでしょう。

・接客方法
接客方法も大きく異なります。
キャバクラでは1対1で、クラブは複数人で接客することが多いといえます。
求められるスキルとしても、キャバクラは明るくノリのよいキャストが求められ、クラブでは落ち着いて話ができ、豊富な話題に対応できるキャストが求められます。

クラブの特徴と魅力

クラブの魅力は、高級感ある店内と落ち着いた雰囲気です。料金相場が高額なため、富裕層のお客様の来店が多く、一見さんお断りのお店も多いため、お店に慣れた常連が来やすいという特徴があります。そのため「ワイワイするのが苦手だけれどナイトワークで働きたい」という方や、お客様とゆっくり会話したい方に向いています。
また、ホステスが働くクラブでは、1度指名を受けたら半永久的に指名を受けられることも特徴です。くわえて、服装やメイクなどの見た目は上品で落ち着いた状態が求められます。そのため、派手な格好やメイクが苦手な方でも働きやすいといえます。

質の高いサービス提供が求められるものの、その分客層が落ち着いていることが魅力です。政治や環境、スポーツなどの幅広い話題が挙がるため、知識が豊富になる可能性もあります。普段自分が接する機会のない方々と触れ合えるため、柔軟なコミュニケーション能力が身につくことも魅力だといえるでしょう。
1人のお客様と深い会話をしたい方や、稼ぎをしっかりと得たい方には、クラブがおすすめです。

キャバクラの特徴と魅力

キャバクラはさまざまな年代の方が来店されます。
また、料金設定が低く新規客の来店も多いため、指名を取りやすいことも特徴です。多くの場合、煌びやかなメイクとドレスが好まれるため、派手な格好をしたい方に向いています。
キャバクラは時給でお給料が発生し、出勤すれば必ず収入を得られることも魅力です。時給+バックで多くの収益を挙げられるため、モチベーションが高められます。

お客様が来店されたら、指名なりフリーなりで接客をしますが、1対1で会話をするため、自分の接客スタイルでアピールできるのが特徴です。
明るく快活なキャストが好まれるため、テンションが高くおしゃべりが好きな方は、好印象を与えられるでしょう。
クラブと違い服装やメイク、接客方針などに決まりがないため、自由に働けることも特徴です。

稼げる可能性と給与システムの比較

クラブとキャバクラでは、給与システムが異なります。分かりやすくいうとホステスは日給、キャバクラは時給形態を取ることが多いとされています。
そこに業界特有の給与システムが入り、収入が変動することも特徴です。

・日給(クラブ)
クラブは時給ではなく日給の形態を取ることが多いため、拘束時間が決められています。
自身がどの程度の時間をさけるのか、自分が働きやすい給与システムなのかを、事前に確認しておくとよいでしょう。

日給の最大のメリットは、出納の予定が立てやすいところです。ある程度予定立てて金銭管理ができる方には、日給制が向いているといえるでしょう。

・スライド制(キャバクラ)
スライド制は、売上成績次第で日給や時給自体が増減するシステムです。
キャバクラで多く見られるシステムで、お客様の使った金額やいただいた指名の数で給料が変動します。
ポイント制と売上制の2種類があり、ポイント制は多くの指名を受けられる人に、売上制は太客を捕まえられる人に向いたシステムです。
2つのシステムを組み合わせて使っているところもあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

・バック(キャバクラ)
キャバクラの給与はスライド制のほかに、バックというものでも変動します。
バックとは、お客様がドリンクに使ったお金や指名、同伴時に一定の金額が給料に加算されるという仕組みです。そのため、自分の努力次第で稼げる可能性が大きく変わります。

キャバクラは指名が多ければ多いほど稼ぎやすい職業です。また、スライド制を活用してプラスαの収益を得られれば、昼職の何倍も稼ぐことが可能です。

向いている人材とスキル

クラブとキャバクラには明確な違いがあります。そのため、それぞれの向き不向きがあることが特徴です。
ここではそれぞれに適した人材や、持っているとよいとされるスキルについて解説します。

・クラブ
クラブは落ち着いて会話のできる人材が好まれます。また、チームプレイが求められるため、個より和を重んじられる方が適性です。
服装や所作の上品さと豊富な知識量があれば、人気が高まりしっかり稼げるでしょう。

クラブは日給制であることがほとんどのため、遅れての出勤や早上がりはできません。そのため、ナイトワーク1本で頑張りたい方や本業がない方に向いていますが、Wワークで働いているという方も多くいます。
また、政治や時事問題への関心と知識は必須のため、日頃から新聞やニュースに触れている方はとくに向いているといえるでしょう。

・キャバクラ
ノリと明るさが求められるため、快活な女性が好まれます。よく笑いリアクション上手だとお客様から好印象を得られるでしょう。
また、会話を盛り上げお客様に応じた接客をその場その場で行える柔軟さも必要です。接客時は個人プレーになるため、オリジナリティが売上を左右するといっても過言ではありません。キャバクラは出退勤が自由なところが多く、副業として働きやすいことも特徴です。

キャリアの展望と将来の可能性

クラブもキャバクラも人脈次第でさまざまなキャリアを望めるでしょう。
たとえば、起業したい方が起業家と会ってアドバイスをもらい、実際に事業をはじめた、という話も多くあります。
また、お客様から勧めてもらい新たな趣味や仕事をはじめた方も少なくありません。ナイトワークは多種多様な方が来店されるため、出会う相手次第で将来が大きく変わる可能性も秘めています。

年代や職種など、幅広いお客様との対話を通じてコミュニケーションスキルを磨くことが可能です。そのため、柔軟な対応と会話する相手に応じたコミュニケーションスキルを身につけられます。
コミュニケーションスキルは、腐ることがなく、仕事以外にも役立つ機会が多いでしょう。
また、ナイトワークは挨拶や上下関係などの礼儀礼節を重んじるところが多いため、ある程度稼いだ後は昼職に移るという方も少なくありません。
ただし、昼職に移る際には、金銭感覚のズレに気を付けましょう。

まとめ

クラブとキャバクラ、それぞれの職業には異なる魅力と稼げる可能性があります。
自分の性格やスキル、目標に合わせて、適したものを選ぶことが重要です。どちらの道を選ぶにしても、中洲の夜の世界に関する情報をしっかりと把握することが、輝くキャリアを築くための第一歩です。

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