クラブのホステスは、本業として働くだけではなくWワークという働き方もあります。ホステスにおけるWワークとは、どのような働き方なのでしょうか。
今回は、クラブのホステスとしてWワークで稼ぐ方法について、注意点や魅力とともにご紹介します。

クラブのホステスとしてWワークで働く魅力

クラブのホステスとして働くメリットは、給料が高く稼ぎやすいという点です。ホステスの時給や日給は昼職と比べて高く、場合によっては2倍以上ということも珍しくありません。つまり、Wワークで働くことで収入が増えて自由に使えるお金が増えるのです。
また、美意識が高くなるというメリットもあります。ホステスは見た目も大切で、美容室やエステに行く頻度が自然と増えるでしょう。周りも美意識の高い人ばかりで、自然と美意識が高くなって見た目が綺麗になります。
他にも、コミュニケーションスキルが上がったり人脈が広がるというメリットもあります。

クラブのホステスに必要な準備とスキル

クラブのホステスをするためには、ドレスやポーチなどの職場で使う衣服類を揃える必要があります。会社が貸してくれる場合もありますが、基本的には自身で揃えたほうがよいでしょう。
また、クラブのホステスに最も重要なスキルは社交性です。社交性とは、初対面の人とでも会話を盛り上げることができ、人と話すことに慣れていることを指します。お店にはさまざまな人が来ます。さまざまなお客様と楽しく会話をすることで、「また会いたい」と思ってもらえて次の来店につながったり「この子と話すと楽しい」という満足感から高級ボトルを入れてもらえたりして、お店の売上につながるのです。
綺麗な見た目と社交性が、ホステスにおいて必要不可欠です。他にも、空いているグラスに気づく周りを見る力や、お客様の表情から感情を読み取るスキルも求められます。

夜職とWワークがしやすい職業とは

夜職とのWワークは簡単なものではありません。収入は増えても心身ともに疲れが溜まりやすくなります。とはいえ、事務職や経理職などの基本的に夕方に勤務が終わる職業、コミュニケーション能力が求められる飲食店やアパレルなどの接客業などであれば、夜職とWワークがしやすいでしょう。
ホステスにも全力を注げるように、勤務時間が被らずスキルを発揮できる職業が夜職とのWワークに向いています。

昼職と夜職をかけもちするときの注意点

昼職と夜職をかけもちする際には、以下の点に注意が必要です。

・体調を崩さないように気をつける
・どちらかが疎かにならないようにする
・クラブ勤務がバレてトラブルになる可能性がある
・夜職同士の掛け持ちはNG
・初期費用がある程度かかる

それぞれの注意点について詳しく解説します。

体調を崩さないように気を付ける

昼職と夜職をかけもちすると、当然休む時間が減ります。そのため、体調管理には、今まで以上に気を使う必要があります。
ホステスは、お酒を飲みながら、お客様を楽しませる仕事です。体と心両方に疲労がたまる職業だといえるでしょう。そのため、疲労がたまり切って体調を崩してしまうということは充分に考えられます。体調を崩すとホステスとして働きにくくなるだけではなく本業にも支障をきたす可能性があります。
慣れないうちは、週の稼働日数を少な目にしておくように、少しずつ体を慣らして体調管理を徹底しましょう。

どちらかがおろそかにならないようにする

どちらかが疎かにならないようにすることも大切です。
ホステスとのWワークに限らず、Wワークをする際は、どちらの仕事にも本気で取り組まなければなりません。心身の疲労や「ホステスは副業だから」などの理由で、どちらかが疎かになると会社に迷惑をかける恐れがあります。
ホステスは、高度な接客業です。何気ないことでお客様の機嫌を損ねてしまう可能性もあるため、Wワークをすると決めたならどちらも本気で取り組みましょう。

クラブ勤務がバレてトラブルになる可能性がある

昼職の職場にクラブ勤務をしていることがバレて、トラブルになる可能性も考えられます。
ホステスという仕事に対して偏見を持っている人は少なくありません。考え方はそれぞれですが、夜職に抵抗のある人が会社や家族にいると、ホステスを辞めるように説得される可能性もあります。周りに内緒でホステスをしたいという場合は、店舗選びや勤務態度、金周りには、十分にご注意ください。
また、会社によってはWワークを認めていない場合もあるため、Wワークの可否は必ず確認してからホステスとして働きましょう。

夜職同士のかけもちはNG

昼職と夜職のかけもちなら問題ありませんが、夜職同士のかけもちは絶対にNGです。なぜなら、夜職同士ということは同業種で、店のノウハウやお客様の移動が起こってしまう可能性があるためです。そうなってしまうと、お店の売上だけでなく自身の評判やお客様の迷惑につながってしまう可能性があります。
ただ仕事をしているだけで、スパイまがいの行為を行っていることになってしまうため、夜職同士のかけもちは絶対に避けましょう。

初期費用がある程度かかる

クラブのホステスは、初期費用がある程度かかるという点にも注意が必要です。なぜなら、ホステスとして働くためにはドレスやポーチ、ライターなど、さまざまな物品を購入しなければならないためです。
お店によっては、ドレスをレンタルで貸してくれる場合もあります。しかし、自身で全て揃えなければならない場合はドレスを自分で選んで購入しなければなりません。
また、ホステスとして売れるためには見た目も重要です。美容代がかかるということも把握しておきましょう。

まとめ

クラブのホステスとしてWワークで働くことには、収入が増えたりコミュニケーション能力が身についたりするようなメリットがある一方で、体調管理が大変だったり初期費用がある程度かかったりするという注意点もあります。
また、会社によってはWワーク自体を認めていなかったり、ホステスとのWワークにマイナスなイメージを持つ場合もあるため、必ず会社の規定を確認してからホステスとのWワークをしましょう。