お客様とLINEを交換した後、売上アップにつなげることができているでしょうか。
あまり成果を感じていないなら、LINEが単なる連絡ツールになっている可能性があります。
LINEをうまく使うためには、いくつかのポイントがあります。本記事では、営業LINEの効果とポイントについて解説します。

営業LINEは必要? 

営業LINEの目的は、お客様の来店回数を上げることです。いちど来店があったからといって、その後何の連絡もしなければ、お客様はすぐに他の店に流れてしまいます。
LINE交換したばかりのお客様は、芽が出たばかりの植物のように丁寧に育てていかなけれ
ばいけません。
営業LINEは、出た芽への「水やり」のようなものです。営業LINEを適切に使い、安定して来店してくれるリピーターになってもらいましょう。

営業LINEのメリットは?

ホステスが営業LINEを使うと、来店時以外にも、いつでもお客様とのコミュニケーションがとれるようになって距離が近くなるというように、さまざまなメリットがあります。
以下では、営業LINEを活用することのメリットについて紹介します。

信頼関係を築ける

営業LINEをこまめに使うことで、お客様との間に親近感が生まれます。また世間話のような何気ない話題を積み重ねて、あなたの人柄を知ってもらうことで信頼関係を深めることができます。
お客様も、接待利用や同僚を連れていくなら、信頼できるホステスのいる店にしたいと考えるでしょう。信頼関係を築くことができたら、接待利用やグループ利用をしてもらえるようになり、売上アップが見込めます。

関係悪化を防げる

営業LINEを活用することで、担当被りや行き違いが起こった場合でも、迅速に対応できます。結果として、お客様との信頼関係を損なうリスクを最小限に抑えることができるでしょう。あまり席につけず、お客様に残念な思いをさせてしまうことがあってもLINEを知っていれば後からフォローができ、関係が悪化するのを防げます。
また、お客様の要望や不満を把握しやすくなるため、対応改善にも役立ちます。

接客がしやすくなる

営業LINEを活用することで、ホステスはお客様の人柄や好み、近況などを把握しやすくなります。これで、お客様が来店した際には話題に困ることなく、スムーズに会話ができます。お客様も、自分を知ってくれている相手とリラックスした心地よい時間を過ごすことができます。満足度の高い接客を受けられることで、リピート率の向上や、連れてきてくれる新規顧客の獲得につながります。

LINEを返信するときのポイントは? 

営業LINEは、お客様との距離を縮め、信頼関係を築くのに欠かせないツールです。
ここでは、LINEを返信するときのポイントについて紹介します。
細かなポイントを少し意識するだけで、信頼構築の効果が一段と高まるため、うまく取り入れるとよいでしょう。

お客様に合わせた文章にする

スタンプや絵文字の使いかたや文章量、文体の好みは人によってさまざまです。返信は必ず、お客様に合わせた文章にする事を心がけましょう。
最初は丁寧で一般的なメッセージを送り、お客様の返信文を見て、それに合わせたトーンでやりとりをすると不快に思われません。
くだけた文章でメッセージをくれるお客様に堅苦しい返信をしては興ざめですし、長文のメッセージをくれるお客様に一言やスタンプで返しては失礼です。同じトーンでやりとりすることでより親密度が高まり、来店につながりやすくなります。

短文は返信しやすい

メッセージは相手が受け取りやすく、返信しやすい短文のほうが好ましいです。長文のメッセージは読みにくいと感じることがあり、返信を後回しにしてしまう可能性があります。
どうしても内容が多くなる場合は、メッセージを数回に分けて送信するほうがお客様の気持ちに負担をかけません。簡潔かつ明確な内容で、返信しやすいメッセージを送ることが大切です。
ただし、あまりに短いとぶっきらぼうな印象になるため、優しく丁寧な文を作るよう心がけましょう。

お客様のことを意識する

人は自分の名前をたくさん読んでくれる相手に好感を持ちやすいという心理傾向があります。それはLINEメッセージでも同じです。メッセージ中にお客様の名前を入れることを心がけると好感度が高まります。
また、営業テンプレート的な言い回しは避け、お店でお客様と会話した内容を盛り込んだり、好みに合った店を発見したという連絡をしたりするとよいでしょう。
総じて、相手が意識されていると分かる内容を盛り込むと、営業LINEの効果が高くなりやすいといえます。

返信する時間を意識する

せっかくメッセージを送っても、タイミングが悪いと既読スルーをされたり不快に思われたりする可能性があります。
一般的にはお昼の休憩時間や夕方など、お客様がリラックスしてメッセージを見たり、返信できる時間のあるタイミングがよいでしょう。
お客様それぞれの仕事内容やライフスタイルによってベストな時間は異なるため、ご来店の際に何気なく聞いておくと送信時間に迷わずにすみます。
イベントのご案内などは2、3日前に送信する方がお客様が予定を立てやすいといえます。

まとめ

本記事では、売れるホステスが営業LINEをどのように使っているかや、返信のポイントについて解説しました。
誰もが使う手軽で便利なツールだからこそ、効果的に使わないと埋もれてしまいます。LINEの文章も、プロフィール写真や背景画像もすべて含めてあなた自身の信頼につながります。うまくLINEを活用して、お客様との信頼関係を構築しましょう。

【接客術】売れるホステスのLINE活用術 返し方②では「やってはいけない」こともまとめているため、こちらもご覧ください。