メイク技術やヘアセットの知識は、ホステスとして働くうえで身に着けておきたいもののひとつです。
今回の記事では、ホステスとしてお客様の前に立つ際に抑えておきたいメイクやヘアセットのポイントについて紹介します。

メイクのポイント

ホステスとして働く際のメイクはいつもとは異なり、気を付けたい点がいくつかあります。ここでは、なぜそうするのかという点も押さえつつ、ホステスとしてのメイクのポイントについて紹介します。

暗い店内を意識する

普段のメイクと、ホステスとして適したメイクはその濃さが異なります。
ホステスが働くクラブは普通の飲食店と比べて照明の明るさを抑えていることが多く、明るいときとはお客様からの見え方が異なります。そのため、薄いメイクだとぼやけてしまう可能性があることを覚えておきましょう。
メイクをするときに部屋の明るさを抑えめにして、お店の照明に合わせたメイクをすることを心掛けましょう。店内での見え方が丁度よいメイクの濃さに調整しやすくなります。

派手過ぎないようにする

ホステスが働くクラブに訪れるお客様は40代以上の男性が多く、派手すぎたり個性的すぎたりするメイクは好まない傾向があります。そのため、暗い所でもぼやけない濃さを意識しつつ、派手に見えすぎないメイクを心掛けるとよいでしょう。
アイラインやアイシャドウを普段よりもしっかりと入れると、濃すぎない印象と暗い店内でも顔が強調されるメイクを両立できます。
過剰なつけまつげや囲み目メイクなどは、派手に見えすぎるため控えましょう。

長時間崩れないようにする

仕事中にお酒を飲むと体温が上昇し汗をかきやすくなって、化粧が崩れやすくなります。また、ホステスは仕事が終わってもお客様とアフターに出かける日があり、化粧直しの時間が十分に取れない場合もあるでしょう。そのため、メイクをするときは崩れにくい化粧品を選んでベースをしっかり作り込み、化粧がなるべく長持ちするように工夫します。
ただし、長時間崩れないようにしようとするあまり、メイクが濃くなりすぎないように注意しましょう。

ホステスのメイク術

ツヤを重視したファンデーションを使うと、自然ながら色っぽく見えるメイクが完成します。ツヤ入りのファンデーションは崩れやすいというイメージがありますが、ベースを作り込んでおけばキープしやすくなります。
ラメを入れた華やかな目元や、ツヤのあるぷっくりした唇もお客様の目を惹きやすく人気です。眉毛は、骨格に合わせてしっかりとアーチ型に描きます。眉毛をしっかりと書くことで、目を大きく見せる効果も期待できます。
また、ハイライトで印影を付けることも効果的です。ハイライトを鼻や頬などの高い位置におくと、顔立ちがはっきりと見える効果が期待できます。ハイライトはファンデーションと同様にツヤ感のあるものを用いると、色っぽく見えるためおすすめです。

ヘアセットのポイント

メイクだけではなく、ヘアセットもホステスとして働くうえで重要です。
ここからは、ホステスのヘアセットについてセット方法や主流のスタイルを紹介します。メイクのポイントと併せて把握しておくとよいでしょう。

美容院でのヘアセットが基本

ホステスは基本的に自分でヘアセットはせずに、美容院でヘアセットすることになります。お店の中には、美容院でヘアセットをしないと出勤させてくれない所もあります。
ヘアセットの料金は一般的に自己負担で月数万円かかることもありますが、ホステスとして働くための必要経費と考えましょう。
ヘアセットは担当する美容師との相性もあるため、何度か利用して一番相性が良いと感じた人がいれば、継続してその美容師に担当してもらいましょう。

髪型

ホステスの髪型は時代によって流行りすたりがありますが、ここでは最近主流とされるヘアスタイルを4つ紹介します。

  • ハーフアップ
    顔が小さく見えるため、人気の髪型です。一部の高級クラブでは適さないとされることもあります。
  • 巻おろし
    巻き髪のダウンスタイルです。豪華で人気の髪型ですが、湿気でカールが取れやすいのが難点です。
  • アップ
    髪を後ろでまとめた髪型です。清潔感があり、しっかりとセットした雰囲気が出ます。
  • シニョン
    いわゆるお団子スタイルです。最近流行している髪型ですが、お店によってはルーズすぎるとされることがあります。

髪色

ホステスとして働くうえで、髪型以上に気を付けたいのが髪色です。
派手すぎる髪色は好まれない傾向があるため、黒に近いダークトーンの髪色がおすすめです。金髪や、個性的なカラフルな髪色は避けましょう。根本が黒い「プリン」の髪色は見た目に気を使えない・だらしないと見られやすいため、こちらも避けた方が無難です。
また、クラブに来店するお客様は派手さよりも落ち着いた印象を求める傾向があるため、派手な盛り髪はやめましょう。

まとめ

ホステスとして働くうえで、メイクや髪形・髪色はお客様からの印象を左右する要素です。
普通の飲食店よりも薄暗い店内で自分がどのように見えるのか、来店するお客様がどのような雰囲気を求めているのかを意識し、派手すぎない外見を心掛けましょう。

オリオングループでは、新人ホステスの分からないことについて先輩が優しく親身に相談に乗ります。メイクやヘアセットについて迷ったときは、先輩に相談してみるとよいでしょう。